Special
イラストレーション・naohiga
Illustrations by naohiga
いわゆる高級グルメが味覚を鍛錬してくれる“師”だとするならば、
一方のB級グルメはひたすら欲望に寄り添ってくれる“親友”。
時に“たっぷり”とか“こってり”など、背徳感すら漂わせながらも
至福へと誘う人生の友。食の達人が道案内をする
B級グルメの競演が、ついに幕を開ける!
世界で最も予約困難な美容家
早野實希子
銀座の立食い寿司で15分に15貫!
ご褒美には制限を設けないのがルール
B級グルメという括りで思い浮かぶのが、『東急プラザ銀座』地下の『立食い寿司 根室花まる』、恵比寿の『Ebisu Banh Mi Bakery』、そしてB級グルメの聖地の名古屋出身として外せないのが『ヨコイ』のあんかけスパゲッティ“ミラカン”と“ピカタ”、『山本屋本店』の味噌煮込みうどんなら“親子入り”の麺柔らかめ……ほぼ炭水化物の競演ですよね(笑)。
いつもなら摂取を控えめにするのですが、私にとってのB級グルメはご褒美で制限を設けないのがルール!銀座の立食い寿司では15分で15貫をいただいて、お店の人を驚愕させたこともありました(笑)。
お休みの日にフラリと出掛けてリラックスする。B級グルメは日常の中にある、止まり木なのです。
早野實希子
英国王室御用達医師が主宰するロンドンのサロン『GraceBelgravia』を経て5つ星ホテル『The Lanesborough』にてトリートメントを行う。東京では『Lyvolvant』を主宰。海外セレブからの指名も多数で、世界で最も予約の取れない美容家といわれる。
Instagram:@mikiko_hayano_official_
絶対味覚の旨メシ伝道師、超人気料理家
栗原心平
弘前の『けんちゃんホルモン』には
もはや通わない選択肢がない
僕にとってB級グルメの最高峰とは、いわゆる“赤ちょうちん”なんです。食事は寛いでするものだと思っているので、たとえば初めてでも親しみやすいB級が大好きですね。美味い酒があれば、さらに完璧!枚挙いとまがない中で、弘前市にある『けんちゃんホルモン』はずっと通っている熱愛店。
酒好きが発掘する中ではバーのつまみグルメにも秀逸なものが多いのだけれど、『GINZA1954』のカツサンドは中でもイチオシでしょうね。サンドイッチつながりでいえば、タマゴカツサンド発祥の店『銀座サンド』のカツサンドもかなり唸ります。
高級店では頼みにくいことも気軽に言えるような、店との緩いやりとりも旨さのうち。「旨い!」と遠慮なく叫びながら食べたいじゃないですか(笑)。
栗原心平
料理家の栗原はるみを母に持ち、幼い頃から培われた“絶対味覚”でリアルな旨メシを伝授する超人気の料理家。マネジメントで携わる津々浦々の店舗やメディア出演等で全国を飛び回る。
Instagram:@shimpei_kurihara
元ガンバ大阪、元日本代表の熱血ストライカー
播戸竜二
幸せになれる炭水化物「オムライス」
B級とは気負わない心持ちのラベルです
そば好きの僕にとって銀座6丁目『明月庵ぎんざ田中屋本店』は、現役時代から10年以上通うB級グルメの名店です。一人でふらりと、たまには仲間を誘って。ビールとちょっとしたつまみと“卵とじそば”。挨拶程度の顔馴染みなんだけど、その間合いも心地いい。
同じ銀座にあるバー『カモメセラー』の“オムライス”もB級グルメに入れてもいいかもしれない。メニューに“幸せを呼ぶ炭水化物”と書いてあるんですよ(笑)。アンチな風潮がある中、炭水化物への罪悪感も取り払ってくれて、幸せになれる一品です。ご主人が岩手県の出身なので三陸の食材が美味しくて、ここも10年近く通う店。
B級というとまるでランクをつけているようだけど、気負わずに済む心持ちのラベル。なくてはならない存在です。
播戸竜二
ガンバ大阪などのフォワードとして活躍し、日本代表にも名を連ねた熱血ストライカー。現在はテレビ等で解説を務めるほか、日本サッカー協会アスリート委員、アスパス!推進チームメンバー、WEリーグの理事を務める。
Instagram:@ryuji_bando
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さまざまな分野で活躍する目利きたちによるコラム【目利きが選ぶアレやコレ】。今回は至福のB級グルメをご紹介。