ブラックカードを持てる条件とは?入会するメリットや特典も解説

ブラックカードとは、クレジットカードの中でも最高ランクのカードの通称です。クレジットカードには、「一般」「ゴールド」「プラチナ」などのランクがあり、一般よりゴールド、ゴールドよりプラチナとランクが高くなります。ブラックカードは、プラチナランクの1ランク上のカードを指します。
中には例外もありますが、基本的にブラックカードは申込制ではなく招待制であり、カード会社から招待されなければ申し込みができないカードです。
<目次>
ブラックカードとは最高ランクのクレジットカードのこと
ブラックカードとは、クレジットカードの中でも最高ランクのカードの通称です。クレジットカードには、「一般」「ゴールド」「プラチナ」などのランクがあり、一般よりゴールド、ゴールドよりプラチナとランクが高くなります。ブラックカードは、プラチナランクの1ランク上のカードを指します。
中には例外もありますが、基本的にブラックカードは申込制ではなく招待制であり、カード会社から招待されなければ申し込みができないカードです。
■クレジットカードのランク

なお、ブラックカードは通称であるため、最高ランクのカードの名称が「ブラックカード」であるとは限らず、券面の色も黒とは限りません。カードのランク分けや各カードの名称、デザインは、クレジットカード会社によって異なります。
たとえば、ダイナースクラブのクレジットカードの場合、ダイナースクラブ自体がハイステータスブランドであるため、一般的なクレジットカードのように、一般、ゴールド、プラチナといったランクは設けられていません。ただし、ダイナースクラブにおいてブラックカードに相当するカードとしては「ダイナースクラブ プレミアムカード」「ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード」があります。
ブラックカードの特徴
ブラックカードに共通する特徴としては、次のようなものが挙げられます。なお、ここで解説する内容はブラックカードの一般的な特徴であるため、ブラックカードの種類によっては当てはまらないものもあります。
最上級のステータスカードである
一般的に、ブラックカードは最上級のステータスカードであるという特徴があります。
ブラックカードの所有者は、カード会社に「自社の最高ランクのカードを持つにふさわしい」と認められた人ということです。ブラックカードを持っていることは、その人自身のステータスが高いという証明になります。また、高い経済力があることの証明にもなるため、社会的な信用力の向上にもつながります。
入会する方法が招待制(インビテーション制)である
ブラックカードは、入会方法が招待制であるという特徴があります。申込制を採用しているブラックカードもありますが、多くはカード会社から招待が届いた人のみ申し込むことが可能で、インビテーション制ともいいます。
招待に応じて申し込みをした後、審査を通過すればブラックカードの所有者となれます。
付帯する特典・優待サービスが充実している
ブラックカードは、ほかのランクのカードでは得られない特典や優待サービスが付帯しているという特徴があります。たとえば、専用のコンシェルジュサービスは、公共交通機関のチケット手配や宿泊施設、レストランのリサーチ・予約などの依頼が可能です。このほか、会員専用価格でホテルのスイートルームを利用できるサービスや、カード会社によっては海外でも国内でも、最高1億円まで補償の旅行傷害保険が自動付帯するカードもあります。
ご利用可能枠が大きい
ブラックカードに設定されるご利用可能枠は、ほかのランクのカードに比べて大きいという特徴があります。カード会社により多少の違いはありますが、所有者の状況に応じて個別に金額が定められることもあり、ご利用可能枠に一律の制限がないカードも存在します。
年会費が高め
ブラックカードの特徴として、クレジットカードの中では年会費が高めです。カード会社によって違いはありますが、年会費は数万円~数十万円と幅があり、中には50万円を超えるカードもあります。年会費が高めである分、ほかのランクにはない充実したサービスや特典を受けることができます。
ブラックカードを持つための条件と審査基準
ブラックカードを持つための条件として、基本的にカード会社から招待を受けることが必要です。招待に応じた後、通常のクレジットカードと同じように審査が行われ、審査に通過するとブラックカードが発行されます。
どのカード会社でも、招待を受けるための条件・審査基準は非公開となっているため、ブラックカードを持つための明確な条件はわかりません。ただ多くのカード会社では、以下のような点を考慮して招待や審査を行っていると考えられます。
<考えられる審査基準>
・年収額
「年収◯万円以上あれば招待される」といった明確な基準はありません。しかし、クレジットカードの申し込みの際、年収を申告することを踏まえれば、年収が審査基準のひとつになっている可能性は高いといえるでしょう。
・年間利用額
年間利用額についても、「年間利用額が◯円以上なら招待される」といった明確な基準はありません。ただ、年収に関わらず年間利用額が多いと招待されるケースもあることから、年間利用額も判断材料のひとつになっていると考えられます。
・高ランクカードでの利用実績
高ランクカードでの利用実績がブラックカードへの招待に関連する可能性があります。一般的には利用しているクレジットカードランクが高いほど、利用者の社会的な信用度も高まります。それはカード会社から見ても同じであるため、プラチナカードなど高ランクカードでの利用実績から、ブラックカードに招待する可能性が考えられます。
・信用情報
信用情報もブラックカードの審査基準に関連しているかもしれません。信用情報とは、申込者の過去の借り入れや返済の状況などについての記録のことで、国が指定する信用情報機関に登録されています。
一般的に、クレジットカードやローンの審査では、申込者の過去に支払いの遅延がないかなどの信用情報を照会しています。ブラックカードも同様に、返済能力に問題がないチェックするため、信用情報が確認されているでしょう。
ブラックカードを持つメリット
ブラックカードを持つメリットは、社会的ステータスの向上からハイクラスなサービスの享受など多岐に渡ります。主なものは以下の通りです。
社会的信用力が向上する
ブラックカードを所持することで、社会的信用力が向上するというメリットが得られます。カード会社に認められるだけの社会的地位や高い経済力があるという証明になり、ビジネスにおける信頼にもつながります。
充実した付帯サービス、保険が使える
ブラックカードを持つことで、充実した付帯サービス、保険が使えることもメリットです。宿泊施設での優待サービス、空港ラウンジの利用、特別イベントへの招待、クルーズ旅行の特別優待など、ランク下のカードにはないさまざまなサービスが付帯します。カード会社にもよりますが、最高1億円の旅行傷害保険があるなど、保険の補償額が大きいのもメリットです。
専用のコンシェルジュがつく
ブラックカードを持つと、専用のコンシェルジュがつくこともメリットといえるでしょう。コンシェルジュは24時間年中無休で対応してくれる、会員専用のコンシェルジュサービスです。公共交通機関のチケット手配、宿泊施設やレストランのリサーチと予約、劇場チケットの手配など、さまざまな内容を気軽に依頼できます。
利用可能枠が大きい
カード会社にもよりますが、ブラックカードは利用可能枠が大きい点がメリットです。カード会社やカード所有者の状況によっては、1億円や無制限になる場合もあります。多くは一律の金額ではなく、利用者に合わせてカード会社が個別に設定します。
カードデザインが秀逸で特別感を得られる
ブラックカードはカードデザインが秀逸で、持っているだけで特別感を得られる点もメリットのひとつといえます。ブラックカードの券面デザインはカード会社によって異なりますが、黒を基調に、趣向を凝らしたデザインを採用しているカードが多く、総じてスタイリッシュです。中には、チタンや純金など特別な素材で作られているブラックカードもあり、特別感を演出しています。
ブラックカードのデメリット
ブラックカードを持つデメリットとしては、以下の2点が挙げられます。ブラックカードを持つ際は、これらも考慮しておきましょう。
一般的な高ランクカードよりも年会費が高い
ブラックカードの年会費はカード会社によって異なりますが、ブラックカード以外の高ランクカードより高めに設定されている点がデメリットです。年間数万円~数十万円ほどで、カード会社によって違いがあります。
ただし、年会費に見合ったサービスが受けられるため、一概にデメリットとはいいきれないでしょう。
希望しても持てるとは限らない
ブラックカードは、基本的に希望しても持てるとは限りません。一部を除いて招待制なので、カード会社からの招待がないと申し込みができない点がデメリットです。また招待を受けても、審査で通らない場合もあります。
中には申込制のブラックカードもありますが、その場合も審査は一般的なカードよりも厳しく、取得するハードルは高めと考えられます。もっとも、それだけなかなか持てないカードだからこそ、所有者の社会的地位の証明になるともいえます。
ブラックカードの発行方法
一般的にブラックカードの発行方法は、ブラックカードを発行しているカード会社のクレジットカードで利用実績を積み、カード会社から招待を受けることが必要です。招待を受けるためには、目当てのカード会社で申込制のハイランクカードを持ち、一定期間高額利用を継続して行い、支払い遅延を起こさないことが大切です。
招待を受ければ、ブラックカードを持つチャンスが得られます。ただし、招待を受けての申し込みでも、審査に通らないケースもあることには注意しましょう。
ブラックカードに匹敵するカードを持つならダイナースクラブがおすすめ

ビジネス用にブラックカードを所持していると、ほかの経営者や企業に対する信頼につながるうえ、ほかのランクのカードでは体験できない数多くの特典・サービスが利用できます。
「ブラックカード」の名称で最高ランクカードを発行しているカード会社はたくさんありますが、選択肢はそれだけではありません。ビジネス用に最高ランクのカードを持ちたいと考えるなら、ステータスの高さに定評があり、サービス・特典が充実しているダイナースクラブのカードがおすすめです。
ダイナースクラブの場合、ブラックカードに匹敵するカードは「ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード」です。新規でダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードに入会したい場合は以下より、専用ダイヤルへご連絡ください。
ここでは、ダイナースクラブ ビジネスカードとダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード、それぞれの特徴をご紹介しましょう。
ダイナースクラブ ビジネスカードの特徴
ダイナースクラブ ビジネスカードは、個人事業主・法人経営者向けのビジネス専用カードです。法人・団体などの代表者や役員、または個人事業主であればお申し込みいただけます。
ダイナースクラブ ビジネスカードの特徴は次の通りです。

・企業役員や医師、弁護士など、社会的信用の高い人々に利用されてきた実績がある
ダイナースクラブはアメリカで1950年に誕生し、クレジットカード業界をリードしてきたカードです。日本では1961年から発行を開始し、以来、企業の役員、医師や弁護士といった国家資格を有する方など、社会的信用の高い方をメンバーとしてお迎えしてきました。
創業当時から今に至るまでの、クラブの信頼とステータスを高めるための積み上げがあるからこそ、ステータスカードとして広く認知されています。
・ダイナースクラブ ビジネスカードならではのサービスが利用できる
ダイナースクラブカードで利用できるサービスにプラスして、さらにビジネスに役立つ優待特典も多数ご利用いただけます。
たとえば、会計ソフトの優待サービス、税務相談や法律相談などの優待サービスがあるほか、事業承継やM&Aなどのビジネスコンサルティングサービスなどもあります。ゴルファー保険をはじめとするゴルフ優待サービスや加盟店優待、JALオンラインのインターネット予約サービスなどもご利用いただけますので、さまざまなビジネスシーンにご活用ください。
・ポイントの有効期限なしで、ワンランク上の賞品と交換できる
ダイナースクラブ ビジネスカードは、ポイントに有効期限がないため、好きなタイミングでポイントをご利用いただけます。貯めたポイントは、厳選グルメや人気メーカーの家電、ゴルフ用品、各種商品券などに交換可能です。いずれもステータスカードにふさわしい、ワンランク上の賞品がラインナップされています。
・利用可能枠に一律の制限なし
ダイナースクラブ ビジネスカードは、ご利用可能枠に一律の制限はありません。一人ひとりの利用状況や支払い実績に応じて、個別に設定されます。高額なお買い物の際は事前にご相談いただけるサービスもあります。
・登記事項証明書の提出が不要、個人の信用でお申し込みができる
ダイナースクラブ ビジネスカードは、申込時に登記事項証明書(登記簿謄本)の提出は必要なく、事業主の信用情報だけでお申し込みができます。法人経営者・個人事業主のどちらでも、お申し込みが可能です。
・充実のビジネス特典がある
加盟店優待「ビジネス・オファー」、会計ソフト「freee」の優待、会員限定の招待イベントなど、ビジネスカードならではの特典も充実しています。
・従業員を含めた経費の一元管理が可能
ダイナースクラブ ビジネスカードは、18歳以上の従業員に対し、追加カードを4枚まで年会費無料で発行可能です(3、4枚目は1枚あたり年間5,500円(税込)のカード維持手数料がかかります)。従業員を含めた経費の一元管理が可能になり、出張費の精算や仮払いの手間も省けます。
■ダイナースクラブ ビジネスカードの主な特徴
入会条件 | 申込制
・基本会員:当社所定の基準を満たす方で法人、団体等の代表者・役員または個人事業主 ・追加会員:基本会員が代表者・役員を務める法人等または個人事業の役職員あるいは従業員で18歳以上の方 |
---|---|
年会費 | 基本会員 27,500円(税込) |
ポイント換算率 | 100円につき1ポイント
※税金の納付や一部加盟店の利用は、200円につき1ポイント |
海外旅行傷害保険 | ・基本会員:最高補償額1億円(一部利用条件付)
・追加会員:最高補償額5,000万円(一部利用条件付) |
国内旅行傷害保険 | ・基本会員:最高補償額1億円(利用条件付)
・追加会員:最高補償額5,000万円(利用条件付) |
国際ブランド | ダイナースクラブ(Diners Club) |
追加会員 | 年会費無料(追加カード発行は4枚まで)
※カード維持手数料:3,4枚目のみ1枚あたり年間5,500円(税込) |
ETCカード | ・基本会員は5枚まで発行可能
・追加会員は1会員につき1枚まで発行可能 ※年会費・カード発行手数料無料 |
ポイント有効期限 | なし |
ショッピング保険 | 購入日より90日間、年間500万円まで |
ご利用可能枠 | 一律の制限なし
※ご利用可能枠は、会員お一人様ごとのご利用状況やお支払い実績などによって個別に設定しています。 |
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードの特徴
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードは、個人事業主・法人経営者向けのビジネス専用カードです。
ダイナースクラブ ビジネスカードでご提供しているサービスが利用可能なほか、ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードだけの特典としては、以下のようなものがあります。

・24時間対応のコンシェルジュ
出張の飛行機チケットや宿泊先の手配、接待で利用するレストランの手配、ゴルフ場のご予約、プライベートで利用するコンサート・演劇チケットの手配など、24時間対応のコンシェルジュがさまざまなご要望にお応えします。
・エグゼクティブ ダイニングの対象店舗拡大
2名様以上のご利用で1名様分のコース料金が無料になるサービス「プレミアム エグゼクティブ ダイニング」で、プレミアムカード会員様だけが利用できる、高級レストランを多数ご利用いただけます。・プライベートラウンジの利用
銀座の中心部に位置する「ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジ」、「ダイナースクラブ 大阪梅田プレミアムラウンジ」をご用意しており、ラウンジ内でコンシェルジュサービスがご利用いただけます。
・プライオリティ・パスの利用が可能
国内外1,500ヵ所以上の空港VIPラウンジに入場できるプライオリティ・パスが利用でき、混雑を避けて安全に移動できます。
■ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードの主な特徴
入会条件 | 非公開 |
---|---|
年会費 | 基本会員 143,000円(税込) |
ポイント換算率 | 100円につき1.5ポイント
※税金の納付や一部加盟店の利用は、200円につき1ポイント |
海外旅行傷害保険 | 基本会員、追加会員:最高補償額1億円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 基本会員、追加会員:最高補償額1億円(自動付帯) |
国際ブランド | ダイナースクラブ(Diners Club) |
追加会員 | 年会費無料(追加カード発行は4枚まで)
※カード維持手数料:なし |
ETCカード | ・基本会員は5枚まで発行可能
・追加会員は1会員につき1枚まで発行可能 ※年会費・カード発行手数料無料 |
ポイント有効期限 | なし |
ショッピング保険 | 購入日より90日間、年間500万円まで |
ご利用可能枠 | 一律の制限なし
※ご利用可能枠は、会員お一人様ごとのご利用状況やお支払い実績などによって個別に設定しています。 |
ビジネス用のクレジットカードこそ最高ランクのカードを持とう
ブラックカードは、最高ランクのクレジットカードの通称であり、その多くは招待制です。ブラックカードを持っていることは、カード会社に認められるだけの社会的信用や経済力があることを意味するので、ビジネス用のクレジットカードとして特におすすめといえるでしょう。
ステータスの高さに定評があるダイナースクラブの場合、ブラックカードに匹敵するカードは「ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード」です。ビジネスに寄り添うダイナースクラブのカードを、ぜひお手元に。
※本記事の内容は、2024年8月現在の情報をもとに制作しています。