ダイナースクラブ ナイト イン 銀座
CLUB 新規参加店ご紹介
銀座を代表する有名ママのもてなしが
訪れる人を魅了する老舗高級クラブ『クラブ ベルベ』
文・福田素子 写真・阿部雄介
Text by Motoko Fukuda
Photographs by Yusuke Abe
伝統と革新が共存し、世界のトップブランドや
食、文化が集まる銀座。
長い歴史のなかで磨かれた大人の夜の街として、
独自の品格を湛えています。
華やかさや寛ぎ、そして非日常を求めて――。
「ダイナースクラブ ナイト イン 銀座」は
銀座の会員制高級クラブやオーセンティックバーを
気軽にご利用いただくための会員限定プランです。
今回は、新規参加店のクラブ
『クラブ ベルベ』をご紹介します。
あらゆる面で特別なステイタスを持つ銀座は、高級クラブの聖地でもある。
常に一流であることが求められるこの街で、老舗と認められるのはそうたやすいことではないだろう。だが、2017年に30周年を迎えた『クラブ ベルベ』は、まちがいなくその一軒だ。
オーナーママであるチャコママこと髙木久子氏は、名店『グレ』の初代チーママをはじめとする華やかな経歴を持つ。テレビにも出演し、著書『銀座ミーティング』を出版するなど銀座では有名な存在。同書は、毎月クラブで行われるミーティングの内容を綴ったものだ。「ホステスである前に女性であれ、女性である前に人間であれ。そんな気持ちから出版させていただきました」
知的でユーモアがあり、面倒見がいい。そんなチャコママを「人としてすばらしい」と評する客は多い。クラブはママの世界観をそのまま映し出しているといっても過言ではないが、『クラブ ベルベ』 はチャコママが大切に築いてきた人間関係を宿した温かみに満ちている。また、スタッフが働きやすいお店をつくることにも心を砕いているという。
「それは、必ずお客様にも伝わりますから。悪口も足の引っ張り合いも絶対にダメ。うちは本当に喧嘩がないんです」
シンプルながら銀座らしい上品さをたたえた空間──そこには、チャコママが大事にしている“楽しい会話”があふれる。もっともそれは、お客様がなにを欲しているのかを瞬時に察し、機知に富んだもてなしを供しているからこそ。著名人や富裕層、ゆとりある紳士方に長年愛され続けてきたゆえんだ。
「女の子たちにも話のポケットをたくさん持ち、会話力を磨くようにと常に話しています。そのために勉強しなさい、本や新聞を読みなさい、と」。それがハイクオリティなホスピタリティーとなり、心をほどいて楽しめる上質な時間を客に供することになる。
37年前、チャコママは銀座でキャリアをスタートさせた。
「入ったばかりのころは、右も左もわかりませんでした。でもお客様は一流ですから、いろいろ勉強させていただきました」
一流の地で一流を知り、この街で磨かれてきた彼女は、今は銀座での“遊びの流儀”とでもいうべきものを伝える側にもなった。
「若いお客様に教えて差しあげるとかね。わからないことは忌憚なく聞いていただければ大丈夫です。銀座デビューするにも、いいお店だと思いますよ」と、チャコママは言う。
クラブに通い慣れた紳士方はもちろん、まだ訪れたことがない方も、銀座を代表する名店で至福の時間を過ごしてはいかがだろう。
クラブ ベルベ
東京都中央区銀座7-3-9 リービル4階
営業時間 | : | 20:00~25:00 |
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定休日 | : | 土・日・祝 |
03-3573-3935
*「ダイナースクラブ ナイト イン 銀座」のご案内もあわせてご覧ください。
2017.06.13