花街の中に佇む紹介制の極上イタリアン。
やまぐち
お茶屋遊びの一軒目にふさわしい
季節の食材を活かした創作イタリアン
お茶屋が軒を連ねる、京都最大の花街・祇園甲部。観光客の喧噪から逃れるように路地を進むと、昔ながらの祇園の風情が残る一画に、紫紺の暖簾がかかる町家があります。その外見からは割烹かと見違いますが、実はここで供されるのはイタリアン。2011年の開店以来、季節の食材を活かした料理が評判の「やまぐち」に伺いました。
紹介制だからこその
きめ細やかなサービス
6席のカウンターに面したキッチンで腕を振るうのは、東京で和食の修業を積んだのちイタリアンに転身したというシェフの山口正(やまぐちただし)さん。「その時一番おいしいものを召し上がってほしい」との想いから、京野菜をはじめ、近郊で穫れる食材を中心としたコースのみを提供しています。予約は常連客の他は、ホテルや旅館、ダイナースクラブをはじめとするカード会社からの紹介がある人のみを受けています。きちんと顔が見えるシステムを採ることで、味つけや量など、訪れる人の好みを把握したきめ細やかなサービスが提供できるのだとか。お茶屋遊びに繰り出す前の一軒目にふさわしいリストランテです。
炭火でじっくり焼き上げた近江牛
「やまぐち」で一年を通していただけるのが、メインの「近江牛フィレ肉の炭火焼」。お客の来店直前から焼き始め、1時間程度、焼き上げと火から外して休ませることを繰り返しながら、炭火でじっくりと肉の旨みをとじ込めていきます。食事の最中もキッチンで焼き上がっていく様子を見ることができるため、その日の空腹の具合によって量を調整する常連客もいるそうです。
その時にいちばんおいしい素材を使用
北海道産の蝦夷鮑を使用した「蝦夷鮑のステーキ 季節のリゾット添え」。季節の野菜が入ったリゾットは、春は筍、夏は万願寺とうがらしなど京都近郊で収穫された野菜が使われます。仕上げには鮑が見えなくほどのたっぷりのトリュフを乗せて。「ズワイ蟹(メス)とフルーツトマトの冷製カッペリーニ」は、セコ蟹とも呼ばれる蟹の身と10種のハーブを、お客自らが混ぜ、フルーツトマトソースがたっぷりかかったカッペリーニと絡めながらいただきます。昆布だしで茹でた冷製カッペリーニは「やまぐち」の看板とも言えるひと品です。
プレミアムカード会員様限定特典
通常は紹介制ですが、ダイナースクラブ プレミアムカード会員様は、プレミアム専用デスクでご予約を承ります。
やまぐち
住所 | 〒605-0074 京都市東山区祇園町南側570-185 |
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営業時間 |
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定休日 | 日曜定休 | ||||
お料理 |
コースのみ 25,000円 |
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お席 | 1階カウンター6席、2階個室2部屋(2名様、8名様) |
2015.02.16