名物「鯖寿司」で知られる京料理店。
季節ならではの一品にも注目。
祇園にしむら
気さくなご主人が腕を振るう
華やかな花見小路に佇む名店
芸舞妓さんが行き交う花見小路。華やぎあふれるこの界隈で、名物「鯖寿司」で名を馳せ、確かな存在感を放つ一軒。ご主人・西村元秀(にしむらもとひで)さんはざっくばらんな雰囲気からは想像し難い、驚きの品々を供してくれます。
快活なご主人は知る人ぞ知る好事家
生粋の京都人である西村さんですが、料理修業は東京「兆」にて。政府の要人も迎える一流料亭での経験を糧に「独立するなら日本料理の聖地・祇園で」と京都に戻り、1994年この地に店を構えました。朱塗りが目を引くカウンターに立つ西村さんの軽妙な語り口に、初対面でも思わず話に引き込まれてしまいます。一方、お座敷には川合玉堂や池田遙邨といった近代の名画家によるお軸がさりげなく。実は西村さん、幼少期からお父さまの影響で美術に親しみ、日本画のコレクションを長年続けているとか。そんな審美眼に支えられた京らしいしつらいが、自然体で楽しめるのも魅力です。
一見地味に思える品々の
繊細な風味に驚き
こちらのお料理はすべてコース。定番の鯖寿司は、開店からほどなく「祇園にしむら」の名を世にとどろかせた品。実は「鯖寿司嫌いだった」西村さん自身が食べやすいものをと考案されたもので、臭みの一切ない鯖ときめ細かくほどよい甘みのシャリを、爽やかな歯応えの千枚漬けが包みます。同じく定番の胡麻豆腐は、上品な胡麻のコクと滑らかなソースで驚くほど繊細な味わいに。いずれも見た目は地味な印象ですが、口にすればその丁寧な仕事ぶりに思わず唸ってしまう逸品です。コース料理は季節のうち2、3度献立が変わり、冬季は銀杏や穴子を包んだ「かぶら蒸し」など旬の味わいもまた格別。
ダイナースクラブ会員 限定特典
会員限定ランチコースをご用意
通常ランチ営業はしておりませんが、ダイナースクラブ会員限定でランチ(特別コース)のご予約をお受け致します。
- ※カウンター席のみのご予約となります。
- ※1万円(税込・サ込)のコース料理のみとなります。
- ※3日前までのご予約で、月・金・日を除きます。
- ※誠に勝手ながら入店12時のみでお願い申し上げます。
祇園にしむら
住所 | 〒605-0074 京都市東山区祇園町南側570-160 |
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電話番号 |
075-525-2727
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営業時間 | 17:00~20:00(入店) |
定休日 | 日曜(年末・年始休み、お盆休みあり) |
お料理 |
12,000円 15,000円 20,000円 |
お席 | 1階カウンター8席、1・2階お座敷3室(4名様、4名様、12名様) |
ウェブサイト | |
お持ち帰り情報 |
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2014.11.17