SIGNATURE 2018年8&9月号
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CSignature19スペイン国立バレエ団オフィシャルサイト https://www.spain-ballet.com《ボレロ》 ©Yuki Omori公演日程:2018年10月19日(金)~28日(日)会場:東京文化会館大ホール(東京・上野公園)Aプログラム巨匠グラン・アントニオの不朽の名作ほか、至極のエンターテインメント《エリターニャ》(日本初演)《マントンのソレア》(「サグアン」より)《サラサーテのサパテアード》《アレント》10月19日(金)19:00開演20日(土)・21日(日)・22日(月)13:30開演20日(土)17:30開演Bプログラム燃え上がる情熱の炎。スペイン舞踊の魂を体感できる、鉄板プログラム!《カンティーニャス・デ・コルドバ》(「サグアン」より) 《ビバ・ナバーラ》《ボレロ》《セビリア組曲》(新バージョン)10月26日(金)19:00開演27日(土)・28日(日)13:30開演27日(土)17:30開演【ダイナースクラブ会員優待】特別料金(Aプロ・Bプロとも、全席指定・税込)S席12,000円(通常価格13,000円)お申し込み カンフェティ チケットサービスWEB予約 https://dnticket.jp/フリーダイヤル 0120-243-543 (月~金10:00~18:00 土・日・祝日休)文・東 敬子 (フラメンコ・ジャーナリスト) 毎回、華々しいステージで楽しませてくれるスペイン国立バレエ団だが、創立40周年となる今年の来日公演は、ひときわすごいプログラムが待っている。それもそのはず、創立からこちら、彼らにひとかたならぬ愛を注いできた日本の観客のためゆえ、鬼才アントニオ・ナハーロ監督も気合が入ろうと言うものだ。 スペイン舞踊が持つ4つのジャンルをすべて網羅し、最高の監督、振付家、踊り手、技術スタッフを配して挑む名作の数々。今回はAプロに、日本では初上演の、クラシックな様式美と複雑なステップで魅せる巨匠グラン・アントニオの名作《サラサーテのサパテアード》と《エリターニャ》。フラメンコでは、大きなショールを使って情熱的に踊られる《マントンのソレア》。そして前回の来日公演では、そのため息が出るような美しさとダイナミックな舞踊構成でセンセーションを巻き起こした、ナハーロ監督自身の振付による《アレント》を上演。 スペイン舞踊の最高峰を指揮するこの若き監督は、振付家としても大いなる才能を発揮する。彼のスペインの情熱がほとばしる動きと感性は、舞台の上だけでなく、世界の氷上をも熱く燃え上がらせてきた。その恩恵を受けて、先の平昌オリンピックで、フィギュア・スケート男子銅メダルを獲得したハビエル・フェルナンデスも記憶に新しい。 そしてナハーロは、伝統を守りながらも、既成概念をさらりと飛び越える。昨年末レティシア王妃に可憐な白いミニのドレスを着せ話題をさらったファッションデザイナー、テレサ・エルビグが衣装を担当した《アレント》は、ヌード色でスペイン舞踊に新鮮な風を吹き込んだ。さすがに自身もモデルとして活躍するだけある。ナハーロの美意識は高い。 Bプロには、踊り手がカスタネットを叩き、常にジャンプをしながら、複雑な脚さばきを駆使して踊られるホタを存分に堪能できる《ビバ・ナバーラ》をはじめ、何度見ても感動が止まらないラヴェルの《ボレロ》。そして、スペイン南部セビリアの典型的なイメージを追いながらも、決して古い絵葉書の風景に陥らないモダンなビジョンと独創性で徹底的に楽しませてくれるエンターテイメント《セビリア組曲》。今回はニューバージョンという事で、さらに期待が募る。そして最後は、いつもは重々しいフラメンコを離れ《カンティーニャス・デ・コルドバ》で、その喜びを体感しよう。 盛りだくさんのプログラム、AとB、どちらも絶対に、見逃せない!olumnText by Keiko HIGASHI《アレント》 ©Maria AlperiTicket Information※やむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。 あらかじめご了承ください。※出演者変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更は お受けできません。 ※未就学児童のご入場不可。    ※お手元にダイナースクラブカードをご用意のうえ、お電話ください。※お申し込みに際しては88ページの詳細をご確認ください。スペイン国立バレエ団BALLET NACIONAL DE ESPAÑAスペイン国立バレエ団 2018年日本公演創立40周年記念公演3フラメンコ・バレエの最高峰!3年ぶり待望の来日公演Entertainment

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