SIGNATURE2016年12月号
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文・品川雅彦年齢を重ねるほどに月日が進むスピードも速く感じられる。今年もまた、それをいっそう実感する時期がやってきた。12月。和名の「師走」とは、普段はゆっくりとした所作の師(徳の高い僧)でも、足を早めて立ち振る舞う様を示すという説がある一方で、「今年中に為すべきことは、すべてやり遂げる」という意味の「為果つ」が元になっているとの説もある。心地よき新年を迎えるため、今年中に少なくとも手配だけは済ませておきたいものの一つが、おせちをはじめとしたハレの日の料理や良質な食材、そしてワンランク上のワインや日本酒。ダイナースクラブ会員の皆様に向けて、JALUXが製作しているグルメカタログ『味わいづくし』2016冬号には、伝統に裏打ちされた老舗の美味、評判の高い逸品など、多彩なラインアップの品々が掲載されている。JALグループの幅広いネットワークを活かして国内外からセレクトした選りすぐりの味の数々を集めたこの一冊は、クリスマスからお正月、松の内が明けるまで、ひいてはそこから2月も含めて、文字どおり冬を丸ごと「味わいつくしたい」とお考えの向きには、最適な手引き書となるに違いない。ちなみに1月、睦月の名の由来は「親族一同が集って仲睦まじく宴をする」との意からつけられたというのが有力らしい。その命名に、納得。しは年末年始を迎える頃になると、何かと忙しくはなるものの、同時に、ワクワクと浮き立った明るい高揚感にも包まれる。家族や、とりわけ親しいお仲間と、おいしいもので祝いたい。 年末年始のお祝いの席のご馳走は『味わいづくし』から取り寄せようダイナースクラブ会員のための美味カタログ76おせち40品目、重箱(紙製)縦13.8×横26.4×高さ5.9㎝×3段冷凍2017年1月31日まで。お申し込み締め切り:12月15日 お届け時期:12月29日、30日 30,000円(税抜/送料込)富山市郊外、緑豊かな山里に佇む名割烹『五万石 千里山荘』。じっくりと吟味した山海の幸を、料理人が創意を込めて、ひと品ずつ繊細に仕上げた「おせち料理三段重」。壱の重には、いくら醤油漬、帆立スモーク、甘海老糀漬、ほたるいかしぐれ煮など。弐の重には、鮑生姜煮、蛸やわらか煮、からすみなど。参の重には、くるみ松風、かじき昆布〆、金山寺味噌鶏レバーテリーヌなど。すべての重を合わせ、40種ほどが新春を寿ぐ。     五万石 千里山荘おせち料理三段重

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