SIGNATURE2016年08_09月号
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ヤーデージはトラップの一つと言え、なんとなくホールを重ねるとボギーやダボがルーティンになってしまう。終わってみればオーバー数どころか、パー72のコース以上のスコアを叩いていることも。1ホールごとにしっかりと気持ちを切り替えて、集中力を持続させないことにはスコアはまとまらない。また、ラウンドで使用するクラブを10本以下に絞り、専用バッグに入れてラウンドするのも『神戸ゴルフ倶楽部』ならでは(キャディ1名で1パーティ全員のバッグを担ぐため)。初めてのラウンドであれば、18ホールの設定を吟味し、展開や戦略を想像しながらどのクラブを選ぶか思案することからゲームは始まる。六甲山上の澄んだ空気の中で独自の文化と伝統を育んできた『神戸ゴルフ倶楽部』。その特別な場所と時間は、ゴルファーならば一度は経験したい、天空のワンダーランドだ。コースの魅力をより深く探るべく、ラウンドしながらアテンドしていただいた『神戸ゴルフ倶楽部』の理事の一人、奥智雄さん。100年以上の伝統を誇りながら、家族的な雰囲気も魅力と語る。「敷居が高いように思われがちなのですが、メンバーはみなさんフレンドリーです。私は若手会員を中心とした『ダンビークラブ』にも属しており、競技会への参加や、独自のコンペ、親睦会を通して、新しい友人やネットワークが広がっています。当倶楽部にご興味をお持ちの方は、若干名の会員を募集していますので、倶楽部までお問い合わせください。45急勾配の打ち上げ、打ち下ろし、谷越え、深いラフ、小さなグリーンなど難題は多く、キャディはクラブ運びを主とするため、距離からグリーン上のパットもすべてプレーヤー自身がジャッジするのが基本。しかし六甲山の山頂に溶け込む18ホールは時に爽快なパノラマを望むこともでき、厳しさ、楽しさ、ゴルフの真髄を味わう場となる。スコアはさておき、ラウンド後は心地よい達成感に包まれる。〒657-0101兵庫県神戸市灘区六甲山町一ケ谷1−3tel:078-891-0364 http://www.kobegc.or.jp/ ColumnInformation家族的な雰囲気も伝統の一つ神戸ゴルフ倶楽部ご好評につき、今年もこの『神戸ゴルフ倶楽部』でダイナースクラブ・オープンゴルフコンペを開催します。開催日程等の詳細は、今月号82ページをご覧ください。
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