SIGNATURE2016年08_09月号
15/73

春競馬を締めくくる宝塚記念が終わると、夏競馬の始まりです。東西主要4場を離れた6都市の競馬場が舞台となります。北海道シリーズとよばれる札幌・函館の両競馬場は、洋芝の小回りコースとして知られています。東北に唯一ある福島競馬場は小回りコースでありながら、急坂を持つ起伏に富んだコースを持ちます。2回連続開催の新潟競馬場は、日本で唯一直線千mのレースができるダイナミックなコースとして有名です。同じく2回連続開催される小倉競馬場は、昔ながらの小回り平坦コースとして親しまれています。中京競馬場は、直線に急坂を持つ国内でも屈指のタフなコースとして知られています。様ざまな場所で開催される夏競馬を、現地で満喫するのも楽しみ方の一つかもしれません。応援よろしくお願いします。※7/2(土)以降の成績は次号でご案内します。月の成績月日馬名6/4トゥールモンド6/14ファンタサイズ6/11ジェネラルゴジップ6/12マイアベーア6/18ホットセット6/21ルミナスウォリアー6/19アエロリット6/25フレグラントブレス7/27ブルックデイル6/26アンバーミニー5/19ドゥラメンテ5/19ドーノデルソーレレース名着順競馬場障害3歳上OP東京3歳未勝利阪神3歳未勝利阪神3歳上500万下阪神3歳上500万下阪神2歳未勝利東京3歳上500万下東京ジューンS東京2歳未勝利阪神2歳新馬東京芦ノ湖特別東京ユニコーンS(G3)東京3歳上500万下函館3歳未勝利阪神3歳未勝利函館湯川特別函館2歳新馬阪神宝塚記念(G1)阪神3歳未勝利函館公演日程:2016年10月30日(日)14:00開演Bプロ    横浜みなとみらいホール大ホール2016年11月7日(月)19:00開演Aプロ    11月8日(火)19:00開演Bプロ    東京オペラシティコンサートホール料金(全席指定/税込):S席16,000円【演奏予定曲目】オール・モーツァルト・プログラムAプログラム歌劇《ドン・ジョヴァンニ》序曲ピアノ協奏曲第21番(ピアノ:辻井伸行)ディヴェルティメント K.136 交響曲第40番Bプログラム歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》序曲ピアノ協奏曲第26番《戴冠式》(ピアノ:辻井伸行) ディヴェルティメント K.138交響曲第41番《ジュピター》公式ウェブサイト http://avex.jp/classics/tsujii-coe2016/お申し込み:カンフェティ チケットサービスWEB予約 https://dnticket.jp/フリーダイヤル 0120-243-543(月〜金曜 10:00〜18:00 土・日曜・祝日休)※辻井伸行はピアノ協奏曲に出演します。※やむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。 あらかじめご了承ください。※出演者変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更は お受けできません。 ※未就学児童のご入場不可。※お手元にダイナースクラブカードをご用意のうえ、お電話ください。©Yuji Hori10/4ハイドロフォイル111111111111111112110/26プライムセラー10/19テオドール10/18ゴールドドリーム10/14アルター10/13シーハリケーン10/12ヴィンテージドール文・伊熊よし子09年 200、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで優勝の栄冠に輝ピアノいてから今日まで、辻井伸行の快進撃が続いている。現在は欧米各地でツアーを敢行し、人々の心に深い感動をもたらす演奏を行っている。 デビュー当初、「夢は世界の舞台で演奏すること」と高い目標を掲げていた彼だが、いまや夢を叶え、日本でも著名な指揮者や来日オーケストラとの共演が目白押しだ。 演奏の美質は情感豊かな音色と深い表現力、作品が内包する物語性を描き出すことで、純粋、精緻、清涼な音楽に、聴き手の心はいつしか浄化されていくような思いにとらわれる。 「ヴァン・クライバーンさんがコンクールのときに、ぼくに言い残してくれたことばがあります。それは、『ナマの演奏を聴きたいといわれるピアニストになってほしい、まだクラシックをあまり聴いたことのない人をホールに呼ぶことのできるピアニストになってほしい』という内容でした。現在は便利な時代でいろんな形で音楽を聴くことはできますが、ナマの演奏はたった一度のかけがえのない時間。ぼくのすべてをステージに懸ける瞬間です。ぜひ、ナマの演奏を聴いてください。それがぼくの心からの願いです」 こう語る辻井がヨーロッパ最高の室内管弦楽団と称されるヨーロッパ室内管弦楽団との共演により、モーツァルトのピアノ協奏曲《戴冠式》を演奏する。この曲はかろやかで愛らしく、古典的な楽想を備えた曲である。 「大好きなコンチェルトなんです。特に第2楽章が印象深いですね」 辻井はショパン、リスト、ベートーヴェン、そしてロシア作品をこよなく愛し、長年これらの作品とじっくり対峙し、奏法、解釈、内容を深め、いまはモーツァルトに熱き情熱を傾けている。「作曲家の代弁者になりたい」という彼の心意気をこのコンチェルトから受け取りたい。セキスイハイムpresents辻井伸行&ヨーロッパ室内管弦楽団“極上のモーツァルト”19ColumnSignatureText by Yoshiko IkumaTicket InformationEntertainment3天才ピアニストとヨーロッパの名手による“極上のモーツァルト”

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る